技術進歩と普及するスピード

日本だけが低成長のままだ。
経済成長とは、一人当たり所得の増加を意味する。一人当たり所得が変わらず、人口が増加して国内総生産GDPが増える事は、成長とは呼ばない。
労働を機械に代替する技術進歩による生産性向上が経済成長の本質である。
第4次産業革命の中で、世界のGDPは、史上最速で成長している。技術進歩は、その利用が社会に普及して初めて国全体の生産性と所得を押し上げる。
普及するスピードについて行けない人々は失職や低賃金に苦しむ事になる。格差拡大の副作用を伴う。
日本では、人口減少で人手不足が問題になっており、超過勤務解消や賃金引上げが叫ばれている。

しかし、生産性向上が無いので、人手が不足し、賃金も上昇していない。
技術進歩の普及が遅く、社会全体の生産性が向上していないからだ。
その原因は、新技術の導入や競争促進を阻む規制や既得権益。激しい競争を避け、出る杭を打つ文化。起業や敗者復活の困難さ。
日本は平等なのに、格差批判する。

アルコール、除菌、マスク仲間の経営塾より