より効果的に人の話を聴くための 5つのステップ

ダン・ケネディ

億万長者の不況に強いセールス戦略より

1.誰かとのミーティングに入る前には、心の中から余計なものを取り払う。
ミーティングに入る前や電話をとる前に、少しの間だけ目を閉じ、頭を空っぽにする。
テレマーケティングのトップトレーナーは電話受付担当者に、下のように教えている。最初のベルでペーパーワークをやめ、2度目のベルで目を閉じて息を深く吸い、3度目のベルで笑みを浮かべて出ろ、

2.これから話を聴こうとしている人物が自分にとって重要である理由、相手の言うことが自分にとって重要であるかもしれない理由を、あらかじめ、はっきりさせておく。注意を集中させるためには、自分自身が関係していることなのだと納得しておかねばならない。

3.相手との間に協力関係を築くために活用できそうな情報、識見を聞き出す。
相手が好んでしゃべる、長くて、一見無関係な話の中から、その人を効果的に説得し、その気にさせるための小さなヒントがふと現れるかもしれない。

4.熱心に相手の話を聴く。うなずく。反応を返す。質問をして、相手に話を続けてもらい、こちらの関心も示す。相手を、くつろがせるために「ミラーリング」のテクニックを使う。
個性や人格を犠牲にしろと言っているのではない。そんなことは、すべきではない。しかし、相手により心地良くなってもらうために、個性を保ちながら、ある範囲内で体の動かし方や反応の仕方を修正することはできる。

5.聴きながらメモをとることがふさわしいビジネス状況もある。
メモをとることを、ためらわない。書くことで自分の知りたいことが明らかになる。

アルコール、除菌、マスク仲間の勉強塾より