『最強の生き方』

アーノルド・ベネット

人生を心から楽しむには、自分の本能を満足させなければならない人生は、前半の準備も大事ですが、後半で後悔しないことも大事。
他人の期待を満たすために生きるな、自分自身のために生きろ
あなたがどんなに若くても、人生の先輩が指し示した道が自分という人間に合わないと思うなら、その道を歩む必要などまったくない
自分をよく知らない限り本当の幸せは手に入らないが、逆に本能の赴くままに行動すれば、結果的に自分もまわりも不幸になる
困難を上手に回避するのが大人の課題だとすれば、若者の課題は、困難に立ち向かうことだ。
そのとき立ち向かわないと、年を取ったときにもっと大きな困難となって自分の前に立ちはだかる。
臆病になってはいけない。若い頃の苦しみは一時のものだが、楽な道を選んだツケは墓場まであなたにつきまとう

「親の期待」は人を一生、苦しめる
風や潮に身を任せるように、ありのままの自分で仕事ができている人こそ、真に自分の人生を歩み、人生を楽しんでいると言える
「権力、金、学歴」への執着が人生をダメにする
将来のために今を生きても、その将来が「今」になったとき、決して楽しめない

無駄は、別な言い方をすれば「楽しみ」だ。
目標とは無縁の、個人的な楽しみを持ってこそ、ぼくたちの人生は豊かになる
「決めつけない」「批判しない」「裁かない」

金にならない仕事も進化させろ働くという行為は、経営者と社員の間のつながりだけを指すのではない。
もっと広い目で見ると、これは社会とのつながりを指す

ぼくがしっかり話しておきたいのは、たとえば若い詩人、画家、音楽家などの物質社会を「汚い」とあざけりながら、実はそれに頼り切っている若者たちだ。
この類いの人間に、ぼくはたくさん会ったことがある。
物質社会をどうこう言う以前に、彼らの多くはまず借金をしている。つまり、アトリエを借りるとか、肉やビールを買うとか、ピアノを借りるとか、そういう生活の基本的なことでさえ、他人の金に頼っているのだ。
極端な言い方をすれば、敵に頼るだけ頼って悪口を言う、非常に不誠実な人たちなのだ

すばらしい人生を歩んでいる人は、一度では足りず何度も何度も、ボートを乗り捨てている
他人の期待を満たすために生きるな、自分自身のために生きろ

著者の父は弁護士で、息子に跡を継ぐよう期待しましたが、著者はむしろそれに背くことで成功しました。「親の期待」は人を一生、苦しめる

アルコール、除菌、マスクの仲間の経営塾より