「MUJI式」

増田明子

経営陣、従業員、取引先の誰もが「無印良品らしさとは何か」という会社としての存在意義に真剣に向き合っている。らしさとは、一言で言うならば「シンプル」。それこそが無印良品と生活者を繋げるデザインコンセプトになっている。

店舗に広がる世界観を、普段の生活に落とし込む。そうして違和感が無くなるまで、商品を磨き上げる。その結果、世界共通の商品を作り上げ、それらは普遍的なモノとして受け入れられている。

「MUJI」は海外でも通じる共通語になりつつある。日本文化(経営)とグローバル経営を両立させているMUJIの仕事の進め方は、日本の小売業としては、国際化の数少ない成功事例だ。

アルコール、除菌、OEMの仲間の勉強塾より