PDCAは、もう古い

関西経済同友会とハーバード大学と共催のフォーラムより

ベンチャー企業育成には、環境の変化に遅れないスピードが必要。管理的手法から、企業的手法へ舵をきったボストン市の例が挙げられた。
計画を立てコントロールしながら物事を進める方法を捨てた。まず動いて、問題が起これば修正を重ねる。この方法へ転換した。
経験・エクスペリエンス(E)と適応・アダプテーション(A)がキーワードである。

PDCAからEAへ。
ボストン市は、駐車場の跡地をイノベーション地区にした。あの手この手で実験を繰り返した。まず一歩を踏み出し、起業家の目線で修正を加えた。
その結果、ベンチャー企業が次々と立ち上がった。新議会で市の計画を策定し、それを粛々と進める方法では、こんな成果は出なかった。
それを見たゼネラル・エレクトリックは、ボストンに本社を移す事に決めた。
企業経営においても、PDCAサイクルが重視されている。これさえやれば事足れりと思っている企業人は、考えを改めるべきだ。

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より