ドラッカー

リーダーは「自分が成果をあげて賞賛を浴びる人」ではなく、「仲間の協力を得て成果をあげ仲間を賞賛する人」だ。
経営者の仕事は、「お客様に物を買っていただくこと」ではなく、「物を通してお客様に喜んでいただくこと」だ。
そして、働く人にエネルギーを送り届け、価値を生み出す人にすることだ。

トップが何に時間を使うかが事業の成長を決める。経営者にふさわしい人とは、自分を成長させられる能力を持った人。
トップは、将来について考える時間を必ずとっておかなければならない。これは絶対である。
そのために、できる限り現場に権限を与え、できるだけ現場で決定できるようにしなければならない。

リーダーが育たないということは、会社が人を失望させているということだ。なぜ、人を失望させてしまうのか。
それは、何のためかという使命がないからだ。
部下をマネジメントしようとするあまり、部下の欠点や部下の気持ちにとらわれ過ぎて、最も重要な仕事がおろそかになっている。

リーダーは考えることが仕事である。経営者は時間の半分以上をスケジュールに入れてしまうと行き詰まる。
育成の出発点は、強みからはじまる。弱みからではない。

したがって、三つのことを明らかにしなければならない。
一、その人ができることは何か
二、その人の優れている点は何か
三、その人の優れている点をさらに磨くために何をさせるべきか

働く人が本当に望んでいるものは、仕事を通して得る、人生を生きている実感であり、自分の人生にいい意味を加えられる何かだ。
人事で一番大事なこととは、その人が自分の人生にいい意味を加えてもらうために、人事は何ができるか、という視点で考え、決めていくことだ。

もし納得しうる継承のルールが確立していないならば、組織全体の利益を図るよりも、空くはずの王位に近い場所を得ることを重視するようになる。
そのため派閥が生まれる。

コンサルティングとは、知識を教えることではなく、役立つものを見つけ出し、それを提供することだ。

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より