『小さな会社の稼ぐ技術』

栢野克己

竹田式ランチェスター・地域戦略の勉強で、「移動中は一切利益を生まない」と学びました。確かにそうですよね。移動は時間を食うし、移動費もかかる。しかもうちは、単価が低くて粗利も低い。「非常に狭いエリアに絞らないと、利益が出ない」と教えられました(有限会社山田中商会 岩田芳弘社長)商圏を絞ったので、対象世帯も5万2000世帯から1万7000世帯と約3分の1に減りました。ところが、結果的に売り上げは1・5倍になり、従業員一人あたりの経常利益は業界平均の2倍になったんです(有限会社山田中商会 岩田芳弘社長)

〇著者・栢野克己氏が提唱する「夢・戦・感」「夢」、目標を決め、「戦」、正しいやり方(戦略)を学び、「感」、今日も一日無事に過ごせたことを、    お客様、家族、従業員に感謝する

〇「弱者の戦略」4つのポイント
1.差別化 弱者は、強い会社と違うことをする
2.小さな1位 弱者は、小規模1位、部分1位、何かで1位
3.一点集中 弱者は、あれこれしない。1つに絞る
4.接近戦 弱者は、エンドユーザーに直接営業する

特定の「商品」、特定の「地域」、特定の「客層」に絞れば、中小零細・個人事業主でも、小さな1位が必ず見つかります「人には無限の可能性がある。でも、たった1つしか選べない」(博多一風堂 河原成美社長の言葉)
勝てない層は思い切って捨てる
商品の仕入れ以外で、一番経費がかかるのは営業コスト
理想は、いかに経費をかけずに顧客を増やすか

40歳から始めた唐揚げ弁当の持ち帰り専門店「博多とよ唐亭」は、4年で17店を出店し、年商は5億円です。「弁当屋をやろうと思ったんですが、ほか弁に勝つには単品専門店しかない。直感で出した小さな唐揚げ弁当店が最初からヒットし、2号店がホームランになった」。その勢いで次々と出店。100店舗が目標と言う人材派遣業でも、後発で伸びている会社は専門特化しています。
福岡市の人剤派遣業で1番伸びている「晴天(あおぞら)」は、葬儀場向けの派遣会社です

ファクス営業は穴場

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より