『そのまんま、そのまんま』

ひろさちや

日本に来ておられるインド人の神父さんから、著書をいただいた。その中に、「神さまは、必要なものは、必ず与えてくださいます。与えられないのは、人間の側の準備ができていないからです」という言葉があった。本当にその通りだと思う。仏教においても、同じである。

「ほとけさまは、必要なものは必ず与えてくださる。与えてもらっていないのは、われわれ人間のほうの準備ができていないからだ」と、そのようにいえるであろう。金がほしいと思っている人がいる。しかし、心の準備もないしに大金を手にして、かえって人生を狂わせた人もいる。出世が早いのは喜ばしいことだが、あまりに早く高いポストについたがために、逆に失脚してしまった人もいる。時期がくれば、ほとけさま、神さまは、きっとわたしたちに必要なものを与えてくださるのだ。そう信じて、ゆったりと待っていたほうがよい。あせりは禁物である。

結婚したいのに、良縁にめぐまれない人も、まだ準備ができていないからだと考えたほうがよい。あせって結婚しても、うまくいくとはかぎらない。チャンスは逃さないほうがよいが、かといって深追いしてもいけない。大学に合格できた人は、大学で勉強する準備ができたから、合格させてもらったのだと考えて、しっかりと大学で勉強してほしい。しかし、不幸にして浪人になった人も、あせってはいけない。あなたに準備ができれば、きっと合格できる。その準備のための勉強をしてほしい。

そしてまた、志望を高くするのもよいが、準備ができないほど高きを望んではいけない。第二志望、第三志望であっても、そこが自分に与えられた場所だと考えてみることも必要である。ともあれ、必要なものは必ず与えられると信じてほしい。

《与えられていないのは、受け取る準備ができていないから…。 必要なものは必ず与えられると信じる》

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より