「巨人の陰で」

日本だけではなく世界で、寡占化の脅威が広がっている。
1.世界の上場企業の中で、上位10%の企業が利益の80%を占有する。
2.シリコンバレーの起業家の多くは、アップルなどの巨人に挑戦しなくなった。彼らに買われる事を目指すようになった。
3.かつての米自動車ビッグスリーのような製造業の巨人と、アップルやマイクロソフトなどのITの巨人を比べてみる。
時価総額は、IT系がはるかに大きいが、生み出す雇用は10分の1しかない。

富の創造と分配を見ると、一部の企業と、その幹部の占有率が上がっている。それを、このまま放置すると、社会的なあつれきが高まる恐れがある。
このため、米司法省が「待った」をかけるM&A(合併・買収)案件が目立って増えている。TPPも、寡占化を進めるので、その点では好ましくない。
なによりも、巨人を大切にする政策である。

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より