『なぜ、感謝するとうまくいくのか』
五日市剛 宗教評論家、
ひろさちやさんの本を読んでいたら『領収書の祈り』というお話があり、とても興味深かったです。
ひろさんは子供のころ、祖父母に「神さまやほとけさまにお願いごとをするな」といわれていたそうです。
でも、ついそのことを忘れて、仏壇を拝む際に、ほとけさまにおねがいをすることが度々ありました。
祖父母は、それを見透かしたように、「どうやって拝んできたか」と必ず聞いてきました。
「今日、算数の試験があるから、100点取らせてくださいって拝んできた」と幼いひろさんが答えると、
「あれだけいうてあったじゃないか。拝み直してこい!」と怒られたそうです。
はて?どうして神さまやほとけさまに、お願いごとをしてはいけないのでしょうか。それは、『請求書の祈り』だからです。
神さまやほとけさまに勝手な請求書を突きつけて、「これを実現してくれ」というのはおかしいわけです。
それよりは、「ありがとうございました」と感謝の気持ちを込めた、『領収書の祈り』が正しいと、ひろさちやさんはいっています。
守ってくれている神さまやほとけさまに、“ありがとうございました”という感謝の気持ちを込めた、領収書の祈りをすることが大切」と、ひろさちやさんは述べていました。
なるほど!僕はそのとき、魔法の言葉の一つの用法を、ふと思い出しました。
「○○になりました、感謝します」と、未来に起こってほしいことを完了形でいって感謝すると、ほんとうにそれが実現しやすくなる…という魔法の言葉のつかい方。
これは『請求書』と『領収書』のどちらの祈りになるのでしょうか?まさしく、『領収書』の祈りそのものです。なんだかホッとしました。
アルコール、除菌、マスクの仲間の経営塾より