「経済学の権威失墜」

税収弾性値名目国内総生産(GDP)成長率と税収の伸びの相関。
GDPが前年比1%伸びた。その際に、税収が2%伸びれば、弾性値は2となる。

財政の将来像を論じるのに重要な指標だ。弾性値が高ければ、経済成長に比べ、税収が増えやすいという事だ。
増税の必然性は薄れる。

吉川洋立正大教授は、弾性値1。竹中平蔵東洋大教授は、弾性値は3~4と主張する。
この論争は、数年前から論壇やネットで盛んに取り上げられてきた。データの解釈の問題であるが、未だに解決しない。
政策を考える前の分析の段階で、専門家の合意が成立しない。そんな経済学を、我々は信用できるか。

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より