労働が変わる

働かなくてもよくなるのか、働けなくなるのか。その捉え方は違うが、労働の未来は二極化する。

フランス革命、産業革命から労働者は身分に縛られず、契約で労働力を売り、工場内で分業するようになった。時間に比例して生産高や賃金が決まったモノづくり時代の残像がゆがみを生む。若さや肉体に価値を置いたまま、多くの国は高齢化時代を迎えた。次々と引退する世代を年金で支え続けることは難しくなっている。

日本ではいまだ主流の定年制はもはや時代遅れだ。知が価値を持つ今は、年齢や肉体の衰えとは関係なく優れたアイデアを出す人が果実を得る。

新しい地平の働き手を支えるデジタル化。これが資本家と労働者の境界を消し始めた。米国では27年にも、組織に属さないフリーランスが労働者の過半数を占めると予想されている。

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より