『人生を変える習慣のつくり方』

グレッチェン・ルービン

人が変えたいと思う習慣は、おおよそ次の7つに分類される

(1)健康的な食生活を送る
(2)定期的に運動する
(3)お金と賢く付き合う
(4)リラックス上手になる
(5)先延ばしにせず多くのことを成し遂げる
(6)整理整頓された状態を保つ
(7)人(社会、世界)とのつながりを深める

何かが変わって幸せになったと話すとき、人はそのカギとなる習慣が身についた話も併せて話す。
変われなかったことを残念に思っている人の話にもやはり、習慣が関係していることが多い
習慣を形成することで、自制心を使う必要性をなくしている
習慣の定着を決定づける重要なカギは「決断という行為」にある。
決断という行為がなくなることで習慣となる
不安があるときや疲れているとき、人はその良し悪しにかかわらず、身についている習慣にすがろうとする

〇人は次の四つに分類できる
アップホルダー(約束を守る人):外から課される期待と自分で課す期待の両方に進んで応えようとする
クエスチョナー(疑問をもつ人):あらゆる期待を疑問視し、自分で正当だと判断した期待にだけ応えようとする
オブライジャー(義務を果たす人):外からの期待には進んで応えるが、自分で課す期待にはうまく応えられない
レブル(抵抗する人):外からの期待、自分で課す期待に関係なく、あらゆる期待に反発する

自制心の向上につながることは四つあり、自制心を高めることで、あらゆる習慣の土台が強固になると言える。
よって、習慣を改善するときは、次の四つから取り組み始めるのがベストだ。

(1)睡眠 
(2)運動 
(3)食生活 
(4)整理整頓

身のまわりが整理整頓されているかどうかが、心に与える影響は驚くほど大きい
自分を取り巻く環境が整っていると、自分の思いどおりに行動できているという実感が強くなる

新しい習慣を予定にいれる場合は、「朝食後」というように既存の習慣と組み合わせるか、
「アラームを鳴らす」などきっかけとなる何かの力を借りるとよい

フクロウ型の人は、夜に新たな習慣を組み込むほうが賢明
「リスト化」すれば9割はできたも同然
「ないもの」には誘惑されない
習慣にしたい行動の「やりやすさ」に注意を払う必要がある
つまずいたときは、自分を厳しく批判しないほうがいい

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より